2009.07.05
工学部・水柿助教授の日常 森博嗣

小説を読む習慣が出来てからというもの、人気のある作家さんだから読んではみるけど、
やっぱりいまいち好きになれないという作家さんが数名いまして、その一人が森博嗣。
でも、今回はようやく当たった。
中盤以降が本当にグダグダでしたが、ちょっと我慢した感もありますが、どうにか当たった。
水柿先生と須摩子さんの掛け合いが面白い。
助手時代が津市のM大工学部だったり、助教授で名古屋のN大に移ったりと、
そのキャンパスや土地柄の描写に(今より一昔前の感はあるけど)、親近感が沸きました。
特に、砂浜でコンクリートブロックの暴露実験を行うあたりは。
それにしても、20代で助手かぁ。。作中ではほとんど触れられてないけど、よほど有能だったんだろなと、やっかみですけどね。
2009.07.03
読書日記

博士の愛した数式 小川 洋子

うん、良かったと思いますよ。
と、歯切れが悪いのは、ずっと風邪でダウンしていて、布団の中で読んだからなんですね。
寝込んでいるとピアノも弾けない、本を読んでもいまいち頭が働かない。。
プリンと野菜ジュースとポカリで生きる生活から、今日ようやく抜け出しました。
2009.06.28
生きて帰ってます。
とりあえず読書日記で再開。


アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

伊坂幸太郎の作品は基本的に外れないです。
非の打ち所が無いと言うか…、それが、この作家さんをいまいち好きになれない一番の理由です。
同業者ならともかく(?)、小説家にそんな屈折した気持ちを持つ意味など無いに等しいですが、
こんな文章を書く人なら、当然知識が豊富で、色んなことを感じて、物事を深く鋭く考えているのだろうと。
そんで人生のいろんな場面で常に良い状況判断をしているのだろうと、そんなことを考える僕はやはりレベル低いなと。
それで、作品も残酷な描写があったりもするのだけど、ラストは毎度気持ち良くまとまっていくので、
後味すっきり、娯楽としては最適で安心して読めます。

そんなはずだったんですけどね、この作品はちょいと毛並みが違うような。
薄々予感していましたが、予期しないところに着地するんだろうと高をくくっていたのです。。。



クジラの彼 有川浩

登場人物がことごとくこれまで読んだ作品のそれで(知らない人もいたけど、それはただ僕が読んでないだけなのか、初登場なのか分かりません)、そのサイドストーリーのような。
なので、そっちを読んで楽しめた人にはお勧めかも。
いつもの、男女のやり取りがこそばゆくなる有川浩の短編集。まぁ、ラブラブな恋人同士って案外こんなもんですけど。ラブラブなんて単語最近使ってなかったよ。言うのを躊躇う年頃になってきたのか。。

2009.06.15
IMG_1777.jpg
2009.6.14 クサグモとアジサイ
三重県津市

EOS40D EF100mmF2.8MACRO


昨日は気分転換を二つ。

昼、キャンパスでカメラ越しに虫とにらめっこしたこと。
でも、仕事の気分転換にはなるけれど、部展の写真を用意せねばという義務感が根本にあるので心の安定をもたらさず。。
本心は、こんな小手先じゃなくて、もっと気合を入れて撮りたいのです。
もちろん、頑張ったからといって結果に差が出るとは限らないけれど、少なくとも気持ちは違うのです。

昨日は朝から研究室で一日頑張れたら、一人カラオケで一日分の声を出す!とその前の晩に決めていたので、実際、昼の一時間の撮影&散歩を除いてどうにか頑張れたので、22時から1時まで歌いまくってました。
一人でカラオケというのは、まぁ、勇気がちょびっといるのですけれど、でも部屋に入ってしまえば、
ドアの向こうでちらつく人影を気にするのは最初のうちだけ。
あとは好きな曲を入れて、フリードリンクをたくさん飲みながら歌うのみ。
最初のうちはあんまり声が出なかったのですが、途中から妙に普段出せない音が出るようになってきて、いい気になって普段なら撃沈するような曲にも挑戦しました。思ったよりは歌えてたかも。
0時を過ぎると妙にテンションも高くなってきて
…傍から見ると変だったかもしれない。最初からそうですか。
少しくらいこんな気分転換があったっていいですよね。


そんなこんなで(?)、今日も頑張りましたので、とりあえず明日までに仕上げる仕事は終わったかなぁ…。

そんで、写真のクモですが。クモと言えば、この前読んだ「向日葵の咲かない夏」のS君ですよ。
うーんんん、良かったと思う本は、しばらくの間時々思い出して反芻することがある(本は基本的に借り物なので、頭の中だけで)のですが、「向日葵の咲かない夏」は、思い出すたびに、どこかにおかしい部分は無かっただろうかと思い返すのですが、肝心な部分は整合性がことごとく取れていて・・・・・・気分が悪くなる(笑。。

この作品に関しては、そんなのはもうこれきりにしたい(笑)ので、そんなわけで、回想「向日葵の咲かない夏」。と思って書いてみたのに、まとまらず消してしまったーーーーーーーーヘタレですorz。だめだこりゃ。

いやでもほんとに、特に小学生のミチオがそうなってしまった胸中は察して余りあるんです。
でも、こんな人が凄惨な事件を起こすんじゃないかと思うところもあるし、事件を起こしても、責任を問えるのだろうかと思わされる。少なくとも本人にとって意味は無いのではと。
だから、余計にやるせない。
ミチオも全部気づいているはず。だから嘘は付かなくても、本当のことはあまりに苦しい。
もし自分が同じ立場でも、耐えられる自信はあるかというと…あぁぁ。
ただ怖い、気持ちが悪い、不気味、ってだけなら悪趣味なエンターテイメント(?)として成立するのですが、ここまで不快なのは、やはり自分の中にある無意識のミチオ的な部分を刺激されるからではないのかと思うのです。
そして、それを読者にちくちくと訴えるあたりが、巧い。
ストレートに来ていたら、逆にそういうところは気づかれにくいのではないのかと。
だから、人様にはお勧めできない。けど、読んでみたいならぜひどうぞ、という感じでしょうか。
2009.06.07
IMGP1377.jpg
2009.6.7 初夏の干潟
三重県志摩市

Optio_W30


今日は調査のお手伝い。
自分の場合、休日とかはあんまり関係なく。
というか、フィールドが人間の休日と合わせてくれるはずもなく、
それに基本的に野外では安全面からも作業効率からも複数人で作業する方が断然良いので、
結果協力し合うことになります。
自分の仕事ばかりやってると息が詰まりそうになるので、現実逃避と勉強が同時に出来ると思うと、
こういう機会は自分の為でもあります。

chigogani.jpg

巣穴から出てきてはさみを振るチゴガニ。
あっちこっちで、ちょん、ちょん、と動く白いはさみ。
近づくと巣穴に隠れてしまいますが、警戒心が薄くて数十秒も待っていればまた出てきて、
はさみをふりふりしていました。

2009.06.07
読書日記

椿山課長の七日間 浅田次郎

久しぶりのヒットです、これは。
思わず目頭が熱くなりました。
始まりは何度も吹き出してしまって、浅田次郎ってこういうノリの作品も書くんだと意外な感じでしたが、
ぐいぐいと物語に引き込まれました。

話の組み立てが巧いとか、表現が印象的だとか、そういうのだけではなくて、心に響くストーリー。
あぁ、それに引き換え僕は何でこんな陳腐な言葉で感想書いてるんだろうと。

唐突な自分の死に納得できず、仮の肉体で現世に戻る許可を得た主人公たち。
・時間厳守
・復讐の禁止
・正体の秘匿
限られた時間の中で、この条件だけは守らねばならない。
それぞれの思いを胸に、彼らは動き出す。

本当におすすめ。
2009.06.06
hamadango.jpg

EOS40D EF100mmF2.8MACRO


ダンゴムシは、園芸や畑をやっている人にとっては害虫だけど、
小さな子供にとっては人気者であることが多いように思う。
児童書でも、ダンゴムシを扱ったものは色々あるみたい。

今日の写真はハマダンゴムシ。
僕は先月初めてこの生き物をフィールドで見ました。
等脚類(要はダンゴムシの仲間)は深海から森林まで分布する、甲殻類の中でも大きなグループ。
生活様式も、自由生活をするものから、プランクトニックなものや、寄生生活をするものまで様々。
サイズもちっちゃーいのから、馬鹿でかいのまで色々。

海岸も、そんな等脚類が生活する例に漏れない場所です。
このハマダンゴムシは、砂利浜に良く見られるみたい。
砂利や小石が堆積したような海岸。
調査の傍ら、漂着物をもそもそと食べているこのハマダンを観察していて、
上手に「砂利」浜に適応しているなと感心しました。
ダンゴムシの仲間は天敵に襲われると丸まるものが多いのですが、ハマダンゴムシもその例に漏れず。
こいつが砂利の上で丸まったら、あとは重力にしたがって砂利の隙間という隙間に勝手にコロコロと吸い込まれていきます。
パチンコ玉が、パチンコ本体の上から下に落ちていくイメージでしょうか。
で、小石を掻き分けて追いかけようとすると、ハマダンはますます下のほうにコロコロと飲み込まれてしまい、なかなか追いつけません。

丸まるということは積極的な逃亡は断念・専守防衛に徹しているようですが、
こと砂利浜という環境においては、実に有効な回避行動になるようです。

で、このハマダンゴムシですが、結構可愛くないですか?
つぶらな瞳と、バリエーションが豊富な体色は、オカダンゴムシよりなかなか魅力的だと思うんですけど。


そうそう、アクアリウムですが、お魚は順調なのですが、なかなか水草の調子が上がらず。んー。
もうちょいと軌道に乗るのに時間かかるのかなぁ。水草は苦手なので、何がいけないのか良く分からん。。
それにしても、部屋を閉め切ると湿度がえらいことになります。
一応エアコンのドライをかけてるのですが、あまり効いてないのような…思い切って除湿機を買ったほうが光熱費は安上がりかも。。と考え中です。