2008.12.05
読書日記。
ちょいと最近読むのに時間がかかっています。


動物園にできること 川端裕人

「夏のロケット」を読んで、小説の作家さんだと思っていましたが、、
次の作品を読んでみようと調べてみると、そうでもないような。

著者の、アメリカの動物園の取材レポートと、感じたことや考えたこと。そして日本の動物園へ。
タイトル通り、「動物園にできること」とは何か。
動物園の存在意義や、野生動物を捕獲・展示することへの正当性の有無など、
正論っぽいことはさらっと言えるけれど、果たして現実は本当にそうなのだろうか?
著者の緻密な取材を通して、様々な視点から斬り込む様に、自分も考えさせられた。

この本からは、日本の動物園はとかく遅れている、機能・役割を果たしていないとしか言いようが無い。
僕はアメリカの動物園に行ったことはないけれど、読んだ印象としては、
画期的な展示で一躍有名になった旭山動物園ですら、少なくとも世界では先進的でもないのかと思った。

でも、動物園側の問題はかなり大きいけれど、決してそれだけでもない。
観る側、つまり僕たちの意識にも深く関わる難しい問題だなと痛感した。
小説ではないけれど、おすすめ。


ALONE TOGETHER 本多孝好

えーと、この作品は僕の評価の中で5段階中3.5という微妙な位置づけでした。
本来なら4以上のをこっちに書いているのですが、本多孝好を推してきたので特別に。
読んでいて、悪くは無いけれど決して気持ち良くなれる作品ではありませんでした。
多分僕も、この物語に出てくる多くの登場人物と共通項を持っているからだろうと思いますが、
そんな人は世の中に普通に存在していて、それだけに。
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